大晦日に

この一年を振り返る。


この一年を一文字で表そうと考えたけれど
一文字ではとてもとても表現できないほどに色々なことがあった。

きっと生涯の中でも忘れられない一年になるだろう。


年明けに姉が全身麻酔で手術を受けた。
そして、その直後に自分の病気に気付き、5月に手術を受けた。


それだけでも、事実を受け止めるのに精一杯だったのに


薬の副作用で髪の毛が抜けた。まゆ毛もまつ毛もまだらになった。
肌は荒れ、爪は黒く変色しバリバリに割れた。


元に戻るよ。この状態は一時だよ。
と聞かされても受け入れられなかった。わんわん大泣きした。
どうして自分にばかり不幸が訪れるんだろうかと、何も信じられなかった。


副作用がピークに達した際の
横浜の実家から職場の御茶ノ水までの往復3時間の道のりは、とてもきつかった。
今思い出しても、よくぞ通えたなと感心する。
階段や坂を上がるのもヨロヨロだったし、
椅子に座っているのでさえもグラグラ不安定だった日もある。


それでも仕事をすることが、社会に接することが私には必要だった。
誰かの役に立ちたかったのだ。
生きる意味が欲しかった。自分の存在価値が欲しかった。


もがいて、苦しかった。


けれど
もちろん悲しくて苦しいことばかりではなかった。
嬉しいことも楽しいことも幸せなこともたくさんあった。

それなのに、素直に受け入れなかった。信じることが出来なかった。
私の悪い癖だ。幼い頃の傷のせいだと思う。
ある本を読んで、心を強くする対処法が分かったので、
この癖を直すことが来年の抱負の一つだ。





来年掲げる一文字は




人を信じる。
自分を信じる。

信じれば、やさしい心も強い心も生まれるはず。
信じることからはじめよう。


今年読んだ本の一部は
 ダライ・ラマ4世の著書(How to see yourself)
 空海 人生の言葉
 ブッタの真理の言葉 感興のことば
 The LAST LECTURE
 星野道夫 魔法のことば


今読み始めたのは
 The Art of Choosing だ。

どの本の内容も今の自分に必要だ。

本の内容に浸っても、まだまだ後光が差すにはほど遠く
あんな人になりたいと願っている、盲目のBraianのような
暖かくやさしい雰囲気を持つにもまだ時間は掛かるけれど
少しづつ近づいていきたい。


新たに増えた趣味もある。
建築の仕事をしているにも関わらず、建築(アートも含む)について全く興味が無かったが
最近では美術館や建物めぐり(Googleでも世界中の建物が見れる!)が
とっても楽しくなってきた。
年始もどこかに行って、アートめぐりするつもり。

クラシック音楽も好きになってきた。


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髪の毛はこんな感じで生えてきたんだよ♪

爪も再生中!キレイになったらマニキュア塗るのが楽しみ。
まつ毛がキレイにそろったら、マスカラ塗っちゃうよ~。
笑顔の練習も怠らず、エステに行くのにコツコツ貯金をし(笑)
私は女を磨いてますっ!Yeah!


こうやって全てを話せるようになったのは、我ながらすごいことだと思う。


今までは、自分はかわいそうだと思っていたけど
311の被害を受けた方々に比べたら、まだまだ。


ようやく
自分の病気を受け入れて、病気を自分の個性の一部だと思えるようになったんだよ。


だから自分を特別扱いしない。


普通の人として、普通に生きていく。
普通に夢を持って、それに向かっていく。
何の気負いもなく、ただ坦々と。

信じる。

来年はきっと良い年になると。
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by yukon-yuko | 2011-12-31 22:13 | go for it !
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