いにしえの道具-烏口(からすぐち)編

私は専門学校に通っている時に、トレース2級という資格を取りました。
けれど、今は必要が無い資格ですね~。

大掃除で、現在は最大の難関の層の”製図道具地層”に突入しました。
古(いにしえ)の道具たちが大量に発掘されています!
高価だったし、思い出深いし、捨てるに捨てられない・・・
せめてブログに記録しておこうかな、と思いまして。
”いにしえ道具シリーズ”、始まりますよ~。(^.^)

で、まずはカラス口です。

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烏口(からすぐち)、知ってますか?
今はCAD製図(パソコンで製図をする)のが主流です。
しかし少し前までは、機械(パソコン)を使わずに
人の手でトレース(清書)をする”トレーサー”という職業がありました。



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カラス口の口先は、この様になっています。カラスの口ばしみたいだね。
ねじで口先を大きく開くと、太い線、小さく開くと細い線が書けます。




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カラス口にインクを補充する方法です。
手製のプラスチックの補充片で、インクをすくい取ります。









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そして、そのすくい取ったインクを
口先に移すのです。












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書きたい線の太さを確かめる為に
「線号見本」というものがあります。

この見本を参考に、口先の開き具合を調整します。
1号線<2号線、というように
番号が上がると、太さが増します。










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もちろん、トレースに必要とされる線は
直線ばかりではありません。
曲線や円を書くこともあります。

その為に、カラス口のコンパスもありますよ。

この円の線号見本
コンパス・カラス口を使う時に使います。
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by yukon-yuko | 2007-07-04 21:07 | 建築 あるいは アート
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