何年も前から、見よう見ようと思っていた映画をようやく見た。
不思議な色合いの画面の中に、現れたドイツ人女性。
その彼女と、カフェの女主人との友情が、さびれたカフェを
オアシスに変える。
流れる歌は、ジュベッタ・スティールが歌う ’
コーリング ユー’
ヴェガスからの砂漠の道はどこへも続かない
どこかましなところはないものか
壊れかかったコーヒー販売機
道の曲がり目にあるちいさなカフェ
私はあなたを呼んでいる
あなたを呼んでいる
暑い乾いた風が私の中を吹き抜ける
赤ん坊の泣き声で今夜は眠れそうもない
けれど 確かに 新たな変化は近くまで来ている
だんだんと近づいてくる
甘い救済の匂い
私はあなたを呼んでいる
あなたを呼んでいる